ドライブ丸ごと高速でバックアップするShadowProtect Desktop Edition3.5 設定編

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 ShadowProtect Desktop Edition3.5は、ベクターのページからダウンロード購入します。
■インストールには、iso形式の書き込みに対応したCDライティングソフトが必要。
 
■インストールの手順
1. 画面に従って、ファイルJPN_Desktop_Setup_3.5.zip をPCの任意のフォルダにダウンロードします。
ダウンロード後はお約束としてファイルサイズを確認しておきます。28,792,038Bytes
  ※もしもこれよりも少ないサイズの時は、もう一度ダウンロードし直しましょう。
2.

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、isoファイルが出来ます。
続いてこのファイルを自分でCD(CD-R、CD-RWなど)に焼きます。
このとき、(当たり前ですが)isoファイルをそのままCDにコピーしても、もとのisoファイルが複製されるだけなので、isoファイル形式を展開してCDを作成する必要があります。iso形式の書き込みに対応したCDライティングソフトが必要です。
 ※例えば有名な「DVD Decrypter」や、後継の「ImgBurn」などが利用できます。CDが出来たら、これは万一の際の起動ディスクとなるので、大切に保存します。(念のため2枚作成しておきますか?)

3. 2で作成したCDをセットしてしばらくすると、セットアップメニューが立ち上がります。
なのですが、このとき「フリーズした?」と思うほどに、インストールメニューが立ち上がるまでに時間がかかります
しばらく待ってみて、どうしても自動起動しないときは、マイコンピューターなどからエクスプローラでCDを開き、「Installers」フォルダ内にある「JPN_Desktop_Setup_3.5.exe」をダブルクリックして起動します。後は画面に従って進めていくと、インストールは完了します。

途中でアクティベーションコードを聞かれるので、購入時にもらったシリアル番号を登録します。番号を登録しないと、評価版として30日間試用することが出来ます。
 ※試用版ではバックアップは出来ますが、リストアは出来ません。
4. 再起動後、スタートメニューからShadowProtectを起動します。

※プログラム本体はWindowsの起動と同時にWindowsのサービスとして自動で読み込まれて稼働していますが、設定を変更したり、手動でバックアップ操作をする場合には、コンソールを自分で立ち上げる必要があります。
 ・ShadowProtectのウイザード画面
この画面から、バックアップや復元、バックアップデータの参照(確認)などを行います。
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■まずは「ディスマップ」タブで、現在のハードディスクの状況を確認します。
sc02.png
■早速、毎日の自動バックアップスケジュールを設定します。
■それではいよいよ、「バックアップジョブ」タブからバックアップスケジュールを設定します。
   
1.「バックアップジョブ」タブの画面で、「タスク」-「バックアップ」とクリックして、バックアップウイザードを起動します



「次へ」を押して進みます
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2.スケジュールを作成するドライブを選択します。


同時に複数のドライブを選択することも可能です。

ドライブの左にあるボックスにチェックを入れて「次へ」。
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3.バックアップデータを保存する先を指定します。

内蔵HDDのほか、外付けのHDD、USB接続やi1394接続のドライブなど、Windowsで認識できるほとんどのストレージが選択できます。

もちろんネットワークストレージでも大丈夫です。
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「参照」をクリックして保存先を指定してから「次へ」。
 
 
■バックアップスケジュールの選択画面です。

(1)手動で今すぐバックアップを取りたいときに使用します。


<完全>

設定した時点でのフルバックアップを取ります。

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<差分>

前回のフルバックアップからの差分を取ります。改めてフルバックアップするよりファイルサイズは小さくなりますが、バックアップにかかる時間はフルバックアップする時と変わりません。

※増分バックアップと差分バックアップの違いはこちらを参考に。


 
(2)あとで1回、バックアップをとりたいときに、スケジュールを設定します。


バックアップしたい時点の日時を設定します。
 6d2.GIF

 
■毎日の定期的なバックアップは、「毎週」で設定しましょう。
 
(3)毎週、定期的なバックアップを取りたいときに使用します。
※kuma25nはこの設定です。



右図では、毎週日曜日の18:00にフルバックアップを取り、月曜から金曜までの8:00から18:00まで60分おきに増分バックアップを取る設定です。
 6d3.GIF
 ※バージョン3.5では開始時間と終了時間を設定する順番が逆になっています。
 
 
(4)毎月、定期的なバックアップを取りたいときに使用します。



毎月1日と15日の朝6:00からフルバックアップを取り、毎日9:00から増分バックアップを取るなどの設定が出来ます。
6d4.GIF

 
(5)連続増分:1回だけフルバックアップを取り、その後は毎回、そのフルバックアップからの増分のみを更新していく設定です。


ImageManegerサービスと同時に使用設定する必要があります。
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■オプション設定は、「詳細」ボタンをクリックして設定画面を表示させる
 
■スケジュールの設定を行い「次へ」をクリックすると、バックアップオプションの設定画面になります
1.圧縮方法を選びます


圧縮無し:データを圧縮しません。ディスク容量が十分にあり、データの高速なバックアップが必要な場合に利用します。

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標準(推奨):標準的なケースで、約40%データを圧縮します。デフォルトの圧縮オプションです。問題のない速度でディスクスペースの消費を抑える為、このオプションを選択する事を推奨しています。

高圧縮:平均で約50%データを圧縮します。このオプションは時間がかかり、システムリソースをもっとも消費します。このオプションはディスク領域が非常に限られている場合に、利用します。
 
 
2.バックアップファイルを暗号化するかどうかを選びます

企業でのバックアップ管理をするのでなければ不要な気もしますが、RC4 128 bit ・AES 128 bit ・AES 256 bit の3通りの設定が出来ますが、暗号化のセキュリティーが高いほど、バックアップにかかる時間も長くかかります。また、パスワードを忘れた場合、どのようなことをしてもデータは復元できません。
 
 
■ちょっと面倒ですが、必ず設定しておきたい項目がここ。
 
上記画面右下の「詳細」ボタンをクリックすると、さらに詳細にオプション設定が出来ます。
(1)バックアップタブ

a:空き領域を含める


通常のイメージバックアップではディスクの空き領域は読み飛ばして高速にバックアップしますが、全てのセクタをバックアップする場合はこのオプションを使います。通常はオフにします。
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b:パフォーマンス スロットリング

バックアップにかかるI/Oを調整するためのオプション。
通常はオンにします。

c:二度目以降の完全バックアップを差分にする。


これをオンにすると、スケジュールされた完全バックアップのタイミングで、前回のフルバックアップとの差分を取りバックアップします。以降も二度目の完全バックアップのタイミングごとに繰り返します。バックアップにかかる時間はフルバックアップと変わりませんが、完全バックアップを何本も保存するのに比べると、保存容量を少なく抑えられます。
通常はオフにします。
 
 
(2)イメージタブ

a:書き込みキャッシュを有効にする

バックアップイメージの作成が遅い場合、オンにするとキャッシュを利用します。
通常はオフにします。

b:タスクの同時実行を有効にする。

複数のドライブを同時にバックアップする場合、通常は順番にバックアップイメージを取りますが、このオプションをオンにすると、同時に複数ドライブのイメージを取ります。データベースなどのバックアップにおいて必要な場合、または読み込みが高速なドライブを利用している場合はおすすめです。
通常はオフにします。

c:増分復元の自己回復を有効にする。

バックアップ途中で不完全のままシャットダウンした場合、通常は次回のバックアップ時に新たな完全バックアップを取りますが、このオプションをオンにすると、次回は前回の増分バックアップとの差分をバックアップします。ただし新規のフルバックアップよりもCPUのリソースを多く消費します。
通常はオンにします。

d:未実行タスクの自動実行。

スケジュールされた時間にPCの電源が入っていなかった、等の理由で実行されなかったバックアップを、直近の1回分に限り、次回ログオン時に自動実行するオプションです。
オン推奨ですがkuma25nはオフにしています。
 
 
(3)コマンドタブ

バックアップイメージを作成するタイミングで、指定のプログラムを動作させることが出来ます。例えばスナップショットを取る直前にデータベースを一瞬停止して、(ほんの数秒のことですが)スナップショット後に停止を解除したり、またはバックアップ後にFTPや外部デバイスにコピーしたりすることが出来ます。
 
 
■保存先が満杯にならないように「保持ポリシー」を設定しましょう
 
(4)保持タブ
※重要です。忘れずに設定しましょう。

保持ポリシーを有効にする

このオプションで、フルバックアップとその一連の増分バックアップから成るバックアップセットを、何セット保存するかを指定します。
必ずオンにします。
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保存先の容量が満杯になったとき、ShadowProtectは最後のバックアップを中断し、以降のバックアップスケジュールは実行されなくなります。


保存先ディスクが満杯にならないように、バックアップセットの保持数はきちんと検討しなくてはなりません。ここで設定された数を超えて新規の完全バックアップが作成されるときに、一番古いバックアップセットから自動的に削除されます。


a:セット内の完全及び増分バックアップイメージの両方を削除

上記の保持ポリシーに従って古いバックアップセットが削除される際に、バックアップセットごと削除する設定です。
よほど巨大なストレージに保存するのでない限り、こちらをオンにすることをおすすめします。

b:増分バックアップイメージのみを削除(完全バックアップイメージは保持)

何本もの完全バックアップを保存し、世代管理をしつつ、極力保存先容量を抑えたい場合の設定です。
この設定はローカルストレージに保存することは想定していません。


※下記の図は、3世代前までのバックアップイメージを保持して、それより古いデータを削除する設定のイメージです。

backup_sche.jpg



 
設定を確認して、ウイザードを終了します。




「完了」で設定完了です。

お疲れさまでした。
8a.GIF
■あとは、使いながらご自身の使いやすいように、いろいろと試してみて下さい。

それでは。


参考エントリ
ドライブ丸ごと高速でバックアップするShadowProtect Desktop Edition3.5

ドライブ丸ごと高速でバックアップするShadowProtect Desktop Edition3.5  評価編

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5年ぶりくらいに、PCのバックアップソフトを入れ替えました。 今回選んだのは、... 続きを読む

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はじめまして。メールのほうで連絡を差し上げようとしたのですが、アウトルックをインストールしていないため、コメ欄に書き込ませていただきました。

実は私の上記ブログで「OS再インストールなしで……」という記事を載せているのですが、記事掲載後に記事中で使用のシャドウプロテクトの販売代理店が変更になり、詳細な日本語の説明が削除されてしまいました。

どこかにないかと探していたところ、kuma25nさんのサイトにたどり着きました。URL.を掲載させていただきたいのですが構わないでしょうか?よろしくお願いします。

書き込みありがとうございます。
URL掲載・リンク等、どうぞご自由になさっていただいて結構でございます。
どなた様かのお役に立てるのであれば何よりでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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このページは、kuma25nが2009年11月15日 12:21に書いたブログ記事です。

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