ShadowProtect はとにかくバックアップのスピードが高速です。カタログ表示では、OSを起動しない状態でバックアップするコールドバックアップで4倍、などと書かれていますが、普通にPCを使用している状態でのホットバックアップでも、たしかに早いです。
kuma25nの環境では、今までSymantec LiveState Recoveryで、3時間半ぐらいかかってホットバックアップをしていた130ギガくらい使用しているCドライブも、だいたい1時間20分くらいで完全バックアップが完了しています。
60分に1回の増分バックアップでは、気がつかないほど早いです。(後でログを見ると、だいたい1~2秒で完了している様です。)
永年の実績があるAcronis True Image と比べて、まだ歴史の浅いShadowProtectですが、その分、最新の技術が満載です。バージョンが上がるごとに、少しずつ使い勝手も良くなっているようですが、機能が豊富になることよりも、早くバックアップが取れて正確に復元できるという基本さえしっかりしていれば、十分だと思います。
ところで、「増分バックアップ」と「差分バックアップ」の両方に対応しているShadowProtectですが、違いは下記のようになっています。
増分バックアップは、前回のバックアップ以降に変わったデータのみバックアップをとるため、PCが高負荷時でも高速なバックアップが可能です。高い頻度でバックアップをとる環境に最適です。

差分バックアップは、最初の完全バックアップ以降に変更された全てのデータのバックアップをとるため、一回の差分バックアップイメージに含まれるデータ量が大くなりがちです。そのために、バックアップをとる頻度が少ない環境に向いています。
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